月別アーカイブ: 2017年5月

第20回日本臨床脳神経外科学会 in 広島

平成29年7月15日(土)、16日(日)の二日間、広島市において「第20回日本臨床脳神経外科学会」が開催されます。
テーマ:「2025年問題に向けて-脳神経外科のあり方を展望する-」

http://jansc20.umin.ne.jp/index.html

7/15(土) 村上和雄 特別講演「遺伝子オンにして可能性を引き出す」

上記URLよりプログラムをご参照ください。

今回は市民公開講座での講演ではございません。

学会ご参加の皆様は是非ご聴講ください。

 

 

村上和雄 講演会 in 米子

明るい遺伝子を目覚めさせよう

~人は楽しいから笑うのではない 笑うから楽しいのだ~

(アメリカ心理学者 ウィリアム・ジェームズ)

日時:2017年6月4日(日)講演開始 14:00~15:30

雅楽演奏 13:15~15:50 開場 12:45

会場:米子市文化ホール

入場料:大人 1,000円 高校生以下 500円 (前売り) 当日券は各500円増し

主催 ガイア21米子ステーション

問い合わせ 担当 辻 聡 090-8241-1845

チケット取り扱い 今井書店本の学校 今井ブックセンター

 

一の会 村上和雄 講演・演奏会 市川町文化ホール(兵庫県)

特定非営利活動法人 一の会 設立記念特別 講演・演奏会 「空」

日時:2017年6月18日(日)13:30~18:00 (開場13:00)

場所:市川町文化センター ひまわりホール

プログラム:

第一部 13:30~15:30

村上和雄 講演会 「よい遺伝子をONにして命を輝かす」

シンポジウム 二元と一 「総てをひとつに結ぶ心の有りようを求めて…」

村上 和雄 筑波大学名誉教授

鮎澤 聡 脳神経外科医

松生 歩 京都造形芸術大学教授

谷口 富裕 一の会特別顧問 東京工業大学特任教授

大野 一道 芸術プロデューサー 一の会理事長 (総合プロデュース)

第二部 16:00~18:00

演奏会 ストラディバリウスと篠笛 東西を結ぶ地球人の立ち位置を求めて

「地球を結ぶ一の響き」

ブラームス ヴァイオリンソナタ第一番「雨の歌」より第一楽章

穀雨/山唄/三宅

夜明けの歌/魔王 他

ヴァイオリン:高雄 敦子

篠笛:立石 雷

ピアノ伴奏:中沢 玲子

歌:大野 一道

入場券:1・2部通し 前売 4,000円 1部・2部片方のみ 3,000円

当日券:1・2部通し    5,000円 1部・2部片方のみ 3,500円

チケットは「チケットぴあ」にてお求めください。全席自由席

主催:一の会 www.itsunokai.or.jp

 

 

最高の幸せは出逢いの中にある『致知』5月号

撮影:山下武

撮影:山下武

『致知』生命(いのち)のメッセージ 連載第101回目の対談は、世界を舞台に活躍するプリマドンナ・佐藤しのぶさんです。日本人でありながら、ヨーロッパの華やかな文化の粋ともいえるオペラの主役を歌われている佐藤しのぶさん。音楽一家のエリートかと思っていたのですが、意外にもお父様は銀行員でお母さまは主婦という、日本的なご家庭だったそうです。ではなぜ、文化の違いを乗り越えて、活躍することができたのでしょうか。対談の一部をご紹介いたします。

村上 「・・・オペラというのはヨーロッパ文化でしょう。そこに日本人である佐藤さんが活躍できるというのは、どんな秘訣があるのでしょうか」

佐藤 「・・・西洋人が生んだ西洋文化の華であるオペラに日本人が挑戦することは、決して簡単なことではありませんが、勤勉な日本人だからこそできることがあると考えました。言語も風習も違い、西洋の長い歴史と文化は私たちの価値観とは異なります。・・・しかし、違うからこそ、異文化を常に謙虚に注意深く検証し、努力することができると思いました。」

一人っ子で競争が苦手で、お父様からは「お前のことはよく知っているから言うけど、悪いことは言わない、おまえにオペラはむかないよ」とまで言われたそうですが

佐藤 「・・・でも、私はオペラに恋をしてしまいました。先生も、「惚れる」と遺伝子のスイッチがオンになると仰られていますね。私はまさか自分がヨーロッパに行ってオペラの主役を歌うなんて夢にも思っていませんでした。ただ、オペラってなんて素晴らしいんだろうという憧れと情熱だけでしたね。だから私にとってはヨーロッパで歌うことが頂点ではなくて、素晴らしい作品を歌うことができれば幸せでした」

「・・・日本人の私が苦労して歌わなくても、本場の人たちが歌えるわけでしょう。それなら私なんかいなくても全然構わないとよく考えます。でもその一方で、こうして生かされているからには、何か使命があるのだろうと、・・・少しでも世の中のお役に立てるよう自分を磨いていきたいなと思うんです。私、自分のためだけには頑張れないんです。・・・成功や名誉を意識した途端に、人間は本当に大切なものを失うように思います。エゴや、邪念に囚われたら終わりだ、みたいな。」

オペラに恋する!やはり「惚れる」ことはあらゆるものごとを成すための一番強い原動力なのですね。佐藤しのぶさんは素晴らしく成功されていて、とても華やかな方ですが、同時に日本人的な慎ましやかさや謙虚さをもっていらっしゃって、それがヨーロッパの方にも魅力的に映るのではないかと感じました。

佐藤 「先生のご本の中に細胞は他の細胞を助ける働きをするとありますね。それは音楽と似ていると思います。・・・ハーモニーというのは、私は音楽の世界だけでなく、人間同士が生きていくうえで大事なものだと思います。一人ひとりの考え方や思考は違っても、お互いを尊重し、力を合わせることで、想像を超える素晴らしいものを創っていくことができる。」

村上 「そのとおりですね。・・・心臓は心臓、肝臓は肝臓といったように形作られ、・・・最初からプログラムされている。しかし、心臓なら心臓、肝臓なら肝臓がそれぞれ別の働きをするためには、細胞同士が共生しなければうまくいきません。ぼくはそこに、他の細胞を助けなさいという利他の遺伝子の働きがあると思うんですよ。つまり細胞同士がハーモニーを持つためのプログラムもちゃんと書いてある。」

お二人の話から、音楽とは人間の根源的なものから生まれたものかもしれないと思いました。

村上 「・・・僕は最近になって日本人には使命があると感じることがよくあるんですが、佐藤さんは世界を見て来られて何か感じることはありますか」

佐藤 「私は、日本人は素晴らしい特性があるように感じます。・・・私たちが持っている温かさや寛容さこそ、世界の平和に貢献できるのではないかと思うんです」

村上 「・・・実際に西洋の科学技術や経済力といった理知的な面と、東洋の寛容な精神といった感性的な面を持ち合わせているのは、日本人だけですからね」

佐藤 「私が忘れられない「トスカ」の公演があります。この作品が大好きで何十回も聴かれたという外国人のお客様が、私の歌を聴いて、この作品で初めて泣いたと言われたのです。でも、どうして自分が泣いたのか分からないから私に教えてほしいと言われました。・・・もしかしたら私のヨーロッパ的ではない感受性の働きが伝わったからかもしれない、と・・・私が演じるヒロインは、皆、愛する男性のために自己犠牲を払う役目と決まっているのです。・・・オペラで愛する人のために命を捧げる女性が描かれているというのは、自己犠牲こそ、人間の行為の中でいちばん尊いことだからだと思うんです・・・その尊さを深いところで自然に感じ取って歌うことができるのは、もしかしたら私が日本人の魂を持っているからなのかもしれません」

村上 「この人のためなら死んでもいいという人に出逢えることは、ある意味その人にとって最高の幸せかもしれません。そしてそれは人だけではなく、仕事でも同じですね。この仕事のためなら死んでもいいと。」

「自己犠牲」という美徳はとても難しく、純化されたものでなくては美しいといえないものかもしれません。佐藤しのぶさんの演じるヒロインのお話から、古事記の、倭建命の妻、弟橘比売命が海に身を投げるエピソードを思い出してしまいました。佐藤しのぶさんの美しい歌を聴いてみたくなりました。