こころじ~んブログ

村上和雄監修の翻訳本「スーパーブレイン」が完成しました

デーパップ・チョプラ博士とルドルフ•E•タンジ博士の共著「SUPER BRAINスーパーブレイン」の翻訳書籍が、村上和雄監訳のもと完成いたしました。翻訳は当財団バイオ研究所研究員の大西英理子が担当し、メディカ出版の藤野美香氏が編集しました。大変読み応えのある本に仕上がっております。

本書のなかで最高の人生を約束する脳の使い方について解説しています。想いはかならず実現する。そのために必要なあきらめない心のパワーを、この本を読んで感じていただけたら幸いです。

著者の一人ディーパック•チョプラ博士は、タイム誌発表の「20世紀の英雄と象徴トップ100」に選ばれた心身医学とウェルビーイング分野における世界的な第一人者です。

書店での販売は5月12日に予定、また 現在アマゾンにて予約を受け付けています(http://www.amazon.co.jp/SUPER-BRAIN-ディーパック・チョプラ/dp/4586085312/ref=sr_1_2?s=books&ie=UTF8&qid=1398997751&sr=1-2&keywords=スーパーブレイン)。

5月16日に朝日新聞にて販売広告が出ます。

Sb帯付きカバー

ホームページをリニューアルしました

この度、ホームページをリニューアル致しました。

講演情報やメディア情報、心と遺伝子研究会の心温まるブログやFacebookページの情報など、

こちらで様々な情報をお伝えしていきたいと思います。

どうぞ宜しくお願い致します。

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論文がPhysiology & Behaviorに受理されました

論文がPhysiology & Behaviorに受理されました。

研究会を支えて下さっている皆さまや研究にご協力いただいている皆さまに感謝申し上げます。

タイトル:Tickling during adolescence alters fear-related and cognitive behaviors in rats after prolonged isolation.

 

内容の紹介です。

動物は離乳後、兄弟や仲間と遊びを通して社会性を発達させて、仲間との関係性を築く能力や子

育する能力などを培っていきます。そうした仲間との遊びを通した刺激は社会性だけでなく、脳の

発達にも大きく関わっていることが分かっています。

今回の研究では、離乳後一匹で育ったラットと、一匹だけど毎日楽しい遊びを経験したラット

と、仲間と一緒に育ったラットの間で、ストレスに対する能力と、おとなになってからの学習能力

への影響を比較しました。

その結果、一匹で育ったラットは仲間と一緒に育ったラットに比べて、ストレスに強く反応し、

その恐怖記憶を忘れることができませんでした。また、幼少期に一匹で育った影響は、おとなにな

った時の学習能力に影響し、空間学習を習得するまでの時間が長くなりました。

しかし、一匹だけど毎日遊びを経験したラットは、ストレスに弱くならず、恐怖記憶をきちんと

忘れることができました。さらに、おとなになってからの学習能力も悪くなっていませんでした。

つまり、こども時代の仲間との遊びは、ストレスに対する反応性や学習能力によい影響を及ぼ

し、きちんと成長するために欠かせない要素である可能性をしめすことができました。

遊びが楽しいかどうかは、ラットが嬉しい時に出す50kHzの音声で確かめています。

以上

 

子供は一人でゲームして遊ばず、外でみんなと鬼ごっこしたりして遊んでほしいですね。

そんな環境を大人は作ってあげられるといいですね。

HP用論文写真