こころじ~んブログ

『テクノロジストマガジン』創刊号 「研究者の肖像」

3年前に創刊された研究者のためのヒューマンドキュメント誌『テクノロジストマガジン』。記念すべき創刊号の表紙は村上和雄でした。現在vol.17が発刊されているこの雑誌は、研究に関係ある方は読む機会もあるかと思いますが、一般にはあまり目にすることはないかもしれません。でも研究者といってもその専門以外のことはあまり詳しい訳ではありません。この雑誌の巻頭を飾る「研究者の肖像」は、専門外の方が読んでも、その研究内容ばかりでなく、その研究者の人となりに興味がわいてきます。下記のリンクから村上和雄「研究者の肖像」ページが読めますので、是非!

『テクノロジストマガジン』創刊号https://www.criprof.com/magazine/2016/05/09/post-2231/

 

天草シティFM「みつばちラジオ」で村上和雄が語ります

タイトル  「幸せの遺伝子が目覚める話」

放送予定日  2019年1月29日(火)、30日(水)

午前5時~5時半・再放送同日午後3時~3時半

放送媒体   天草シティFMみつばちラジオ周波数 88.8㎒

インターネットサイマルラジオ https://fmplapla.com/mitsubachiradio/

花咲実の幸せラボ(HP) http://hanasakiminoru.info/

聞き逃した方は上記のHPで後日放送内容がUPされるのでチェックしてみてください。

「心が遺伝子のスイッチをONにする」堀田力氏と村上和雄の対談

さわやか福祉財団会長 堀田力氏と村上和雄が「心が遺伝子のスイッチをONにする」をテーマに対談し、『さぁ、言おう』(さわやか福祉財団月刊情報誌)2018年10月号「生きざまストーリー」に掲載されました。

「生きざまストーリー」10月号  PDF: http://mind-gene.com/file/190117.pdf

月刊情報誌『さぁ、言おう』(公益財団法人さわやか福祉財団)2018年10月号から転載

さわやか福祉財団は「新しいふれあい社会の創造」を基本理念としてボランティアや地域における住民主体の助け合い活動の普及・啓発、政治・行政への提言、新しい生き方の提案を行っている公益財団法人です。

夢・ふれあい社会 公益財団法人さわやか福祉財団https://www.sawayakazaidan.or.jp/publication/sah_iou.html

リンク

公益財団法人 日本スポーツ協会発行の情報誌「Sport Japan」の41号では〈特集〉“ストレスをプラスに変えると……” ストレスがある、だからこそスポーツは魅力満載!と題しまして、スポーツにおける「ストレス」に焦点を当てております。
その中に、「遺伝子レベルで考える 陽性ストレスは人を未知の世界にも導く」というタイトルで村上の記事が掲載されております。

「・・・火事場の何とかのように、予期せぬ力を発揮することもある。眠っている遺伝子に働きかけられれば、可能性は広がることを物語っています。
・・・スポーツのだいご味は、競争して№1になることもその一つですが、オンリーワンになれるのもまた確かでしょう。オンリーワンになるために磨きをかけるには、どんなことに向いているのか知ることもまた大切です。
・・・ネガティブなストレスをポジティブに変える。
・・・固定観念にとらわれず、柔軟性を持って限界を決めず、人間は未開発の情報を持っていること、そして無限の可能性があることを理解させる・・・」

トップアスリートなら自身でストレスを楽しみに変える力があるのかもしれませんが、一般の人はどうすればいいのでしょうか。スポーツ指導者が、どのようにストレスを活用していけば、プレーヤーをさらなる高み、あるいはさらなる楽しみの世界へと導けるのでしょうか。そういう事へのヒントを村上の言葉で語っております。
スポーツをやられる方もやられない方も、村上の言葉で勇気をいただき、新たな可能性が広がっていくかもしれません。

Sport Japan 2019年1・2月号(vol.41)
https://www.japan-sports.or.jp/publish/tabid661.html?pdid=148

『致知』連載第五回「ヒト・レニン全遺伝子暗号解読の軌跡」

『致知』連載中の村上和雄「生命科学研究者からのメッセージ」。                                                     十一月号のテーマは「ヒト・レニン全遺伝子暗号解読の軌跡」です。

新生・筑波大学を国際的な大学にするため、三年・千日と日を区切って、研究に邁進した村上和雄。そこからは、白鳥哲監督制作の映画「祈り」でも描かれた、天が味方してくれたとしか言えない、ドラマティックな出来事が起こります。脳内レニンの正体を解明するために、牛の脳下垂体からレニンを取りだすことを考えた村上は、その材料調達のために筑波から東京・芝浦の食肉センターに通い続けます。そして、断られても断られても、牛の脳下垂体を譲ってもらえるよう頼み続けました。とうとう根負けした食肉センターの責任者の方は「大学の先生にこれだけ頭を下げられたんじゃ、断れねぇや」と言ってくださったそうです。それからは、研究室の全員で、毎日毎日、冷凍された栗の渋皮を剥くような難しくも単調極まりない脳下垂体の皮剥き作業に取り組みました。それはおそらく多くの人が抱く研究のイメージからは、かけ離れた単純な肉体労働だったと思います。でも、村上は研究室のメンバーに「これさえできれば世界的な研究ができる」と言って励まし続けました。そして遂に牛三万五千頭分の脳下垂体から0.5ミリグラムのレニン純品を取り出すことに成功したのです。この成果を1981年のドイツ・ハイデルベルグで開かれた国際高血圧学会で発表した村上には、万雷の拍手喝采と「ドクター三万五千頭」というニックネームが送られたのです。

しかし村上の挑戦はまだまだ続きます。新しい遺伝子工学の手法で、ヒト・レニンの大量製造と、レニンの基本構造の解明というテーマに取り組んだのです。そこではパスツール研究所やハーバード大学という横綱級がライバルでした。さすがの村上も諦め半ばだった時に、学会で訪れたドイツ・ハイデルベルグの学生街のカフェで、旧知の間柄であった京都大学教授、中西重忠先生とバッタリ出会います。そこで村上は研究の窮状を語ったところ、中西先生は研究室を上げて全面的に協力することを申し出てくれたのです。そして遂に奇跡は起こり、ライバルを抜き去って、世界で初めてヒト・レニンの全遺伝子解読に成功しました。まさに、「天は自らを助くるものを助く」という言葉を思い出さずにはいられません。

『致知』連載第四回「私の研究人生を決めた「酵素レニン」との出合い」

『致知』連載中の村上和雄「生命科学研究者からのメッセージ」。十月号の

写真:致知2018.10月号より

テーマは 「私の研究人生を決めた「酵素レニン」との出合い」。研究者にとって研究テーマとの出合いは、伴侶との出合いにも例えられる、運命的なものかもしれません。村上にとってその後の研究人生を決定づけたのが、高血圧の黒幕「酵素レニン」との出合いでした。レニンの純化に世界で初めて成功し、厳しい成果主義のアメリカで、研究者としての実力と評価を確固たるものとしたのです。このままアメリカで研究人生を極めようと決めた矢先に、恩師満田先生から、「筑波大学というアメリカ的な大学を日本につくるから帰ってこないか」と言われ、村上の研究人生は新しい展開を見せます。今でこそつくば市は研究学園都市として高い知名度を誇っていますが、四十年余り前の当時は、道路も整備されておらず、一面に田んぼが広がり、食事をする場所もなかったそうです。新設された筑波大学も、実験室は完成しておらず、村上も正直「失敗したか」と、思ったようです。それでも数年すると校内の研究施設も整い、村上は「筑波大学を国際的な大学にする」という高い志をもって、教育・研究と大学管理職の仕事にその情熱を傾けていくのです。      写真の村上和雄の目ぢからがすごい!