論文がPhysiology & Behaviorに受理されました


論文がPhysiology & Behaviorに受理されました。

研究会を支えて下さっている皆さまや研究にご協力いただいている皆さまに感謝申し上げます。

タイトル:Tickling during adolescence alters fear-related and cognitive behaviors in rats after prolonged isolation.

 

内容の紹介です。

動物は離乳後、兄弟や仲間と遊びを通して社会性を発達させて、仲間との関係性を築く能力や子

育する能力などを培っていきます。そうした仲間との遊びを通した刺激は社会性だけでなく、脳の

発達にも大きく関わっていることが分かっています。

今回の研究では、離乳後一匹で育ったラットと、一匹だけど毎日楽しい遊びを経験したラット

と、仲間と一緒に育ったラットの間で、ストレスに対する能力と、おとなになってからの学習能力

への影響を比較しました。

その結果、一匹で育ったラットは仲間と一緒に育ったラットに比べて、ストレスに強く反応し、

その恐怖記憶を忘れることができませんでした。また、幼少期に一匹で育った影響は、おとなにな

った時の学習能力に影響し、空間学習を習得するまでの時間が長くなりました。

しかし、一匹だけど毎日遊びを経験したラットは、ストレスに弱くならず、恐怖記憶をきちんと

忘れることができました。さらに、おとなになってからの学習能力も悪くなっていませんでした。

つまり、こども時代の仲間との遊びは、ストレスに対する反応性や学習能力によい影響を及ぼ

し、きちんと成長するために欠かせない要素である可能性をしめすことができました。

遊びが楽しいかどうかは、ラットが嬉しい時に出す50kHzの音声で確かめています。

以上

 

子供は一人でゲームして遊ばず、外でみんなと鬼ごっこしたりして遊んでほしいですね。

そんな環境を大人は作ってあげられるといいですね。

HP用論文写真