こころじ~んブログ

最高の幸せは出逢いの中にある『致知』5月号

撮影:山下武

撮影:山下武

『致知』生命(いのち)のメッセージ 連載第101回目の対談は、世界を舞台に活躍するプリマドンナ・佐藤しのぶさんです。日本人でありながら、ヨーロッパの華やかな文化の粋ともいえるオペラの主役を歌われている佐藤しのぶさん。音楽一家のエリートかと思っていたのですが、意外にもお父様は銀行員でお母さまは主婦という、日本的なご家庭だったそうです。ではなぜ、文化の違いを乗り越えて、活躍することができたのでしょうか。対談の一部をご紹介いたします。

村上 「・・・オペラというのはヨーロッパ文化でしょう。そこに日本人である佐藤さんが活躍できるというのは、どんな秘訣があるのでしょうか」

佐藤 「・・・西洋人が生んだ西洋文化の華であるオペラに日本人が挑戦することは、決して簡単なことではありませんが、勤勉な日本人だからこそできることがあると考えました。言語も風習も違い、西洋の長い歴史と文化は私たちの価値観とは異なります。・・・しかし、違うからこそ、異文化を常に謙虚に注意深く検証し、努力することができると思いました。」

一人っ子で競争が苦手で、お父様からは「お前のことはよく知っているから言うけど、悪いことは言わない、おまえにオペラはむかないよ」とまで言われたそうですが

佐藤 「・・・でも、私はオペラに恋をしてしまいました。先生も、「惚れる」と遺伝子のスイッチがオンになると仰られていますね。私はまさか自分がヨーロッパに行ってオペラの主役を歌うなんて夢にも思っていませんでした。ただ、オペラってなんて素晴らしいんだろうという憧れと情熱だけでしたね。だから私にとってはヨーロッパで歌うことが頂点ではなくて、素晴らしい作品を歌うことができれば幸せでした」

「・・・日本人の私が苦労して歌わなくても、本場の人たちが歌えるわけでしょう。それなら私なんかいなくても全然構わないとよく考えます。でもその一方で、こうして生かされているからには、何か使命があるのだろうと、・・・少しでも世の中のお役に立てるよう自分を磨いていきたいなと思うんです。私、自分のためだけには頑張れないんです。・・・成功や名誉を意識した途端に、人間は本当に大切なものを失うように思います。エゴや、邪念に囚われたら終わりだ、みたいな。」

オペラに恋する!やはり「惚れる」ことはあらゆるものごとを成すための一番強い原動力なのですね。佐藤しのぶさんは素晴らしく成功されていて、とても華やかな方ですが、同時に日本人的な慎ましやかさや謙虚さをもっていらっしゃって、それがヨーロッパの方にも魅力的に映るのではないかと感じました。

佐藤 「先生のご本の中に細胞は他の細胞を助ける働きをするとありますね。それは音楽と似ていると思います。・・・ハーモニーというのは、私は音楽の世界だけでなく、人間同士が生きていくうえで大事なものだと思います。一人ひとりの考え方や思考は違っても、お互いを尊重し、力を合わせることで、想像を超える素晴らしいものを創っていくことができる。」

村上 「そのとおりですね。・・・心臓は心臓、肝臓は肝臓といったように形作られ、・・・最初からプログラムされている。しかし、心臓なら心臓、肝臓なら肝臓がそれぞれ別の働きをするためには、細胞同士が共生しなければうまくいきません。ぼくはそこに、他の細胞を助けなさいという利他の遺伝子の働きがあると思うんですよ。つまり細胞同士がハーモニーを持つためのプログラムもちゃんと書いてある。」

お二人の話から、音楽とは人間の根源的なものから生まれたものかもしれないと思いました。

村上 「・・・僕は最近になって日本人には使命があると感じることがよくあるんですが、佐藤さんは世界を見て来られて何か感じることはありますか」

佐藤 「私は、日本人は素晴らしい特性があるように感じます。・・・私たちが持っている温かさや寛容さこそ、世界の平和に貢献できるのではないかと思うんです」

村上 「・・・実際に西洋の科学技術や経済力といった理知的な面と、東洋の寛容な精神といった感性的な面を持ち合わせているのは、日本人だけですからね」

佐藤 「私が忘れられない「トスカ」の公演があります。この作品が大好きで何十回も聴かれたという外国人のお客様が、私の歌を聴いて、この作品で初めて泣いたと言われたのです。でも、どうして自分が泣いたのか分からないから私に教えてほしいと言われました。・・・もしかしたら私のヨーロッパ的ではない感受性の働きが伝わったからかもしれない、と・・・私が演じるヒロインは、皆、愛する男性のために自己犠牲を払う役目と決まっているのです。・・・オペラで愛する人のために命を捧げる女性が描かれているというのは、自己犠牲こそ、人間の行為の中でいちばん尊いことだからだと思うんです・・・その尊さを深いところで自然に感じ取って歌うことができるのは、もしかしたら私が日本人の魂を持っているからなのかもしれません」

村上 「この人のためなら死んでもいいという人に出逢えることは、ある意味その人にとって最高の幸せかもしれません。そしてそれは人だけではなく、仕事でも同じですね。この仕事のためなら死んでもいいと。」

「自己犠牲」という美徳はとても難しく、純化されたものでなくては美しいといえないものかもしれません。佐藤しのぶさんの演じるヒロインのお話から、古事記の、倭建命の妻、弟橘比売命が海に身を投げるエピソードを思い出してしまいました。佐藤しのぶさんの美しい歌を聴いてみたくなりました。

Genes for the Joyous Life (English Edition) Kindle版 Kazuo Murakami (著)

「陽気ぐらしの遺伝子」(邦題)『Genes for the Joyous Life (English Edition) 』amazon kindle版発売されました。

Known as one of the worldʼs leading genetic researchers, Dr. Kazuo Murakami, who in this book talks about his own religious background as well, draws on the latest research findings on the mind and genes to discuss a variety of issues facing the world, including embryonic stem cell research, human cloning, genetic modification technology, cancer immunotherapy, addiction, obesity and hunger, and bird flu outbreaks. The last chapter features a dialogue between His Holiness the 14th Dalai Lama of Tibet and Dr. Murakami.
(This book, being published in e-book form, presents an English translation of Yokigurashi no idenshi, published in Japan in 2007.)

― Author―
Kazuo Murakami was born on December 26, 1935, in Tenri City, Nara Prefecture. After having received his doctorate in agricultural chemistry from the Graduate School of Agriculture at Kyoto University, he became a researcher at Oregon Health and Science University. He then served as assistant professor at Vanderbilt University. In 1978, Dr. Murakami became professor of applied biochemistry at the University of Tsukuba. He attracted international attention for deciphering the genetic code of the human enzyme rennin, thought to be responsible for hypertension. In 1996, he was awarded with the Japan Academy Prize for his achievements. Currently, he serves as professor emeritus at the University of Tsukuba and as director of Bio Laboratory in the Foundation for Advancement of International Science.

https://www.amazon.co.jp/%E9%99%BD%E6%B0%97%E3%81%90%E3%82%89%E3%81%97%E3%81%AE%E9%81%BA%E4%BC%9D%E5%AD%90-%E6%9D%91%E4%B8%8A-%E5%92%8C%E9%9B%84/dp/4807305204

「陽気ぐらしの遺伝子」(日本語版)は上記をご参照ください。

「祈力の充実」で幸せに生きる 『致知』4月号

「致知」 生命(いのち)のメッセージ 連載第100回の記念すべき対談は、村上和雄が人生最後の研究テーマと定めた「祈りと遺伝子」研究において多大なるご尽力をいただきました、横浜弘明寺住職、美松寛昭和尚です。美松和尚は本研究の主旨をご理解いただき、ご賛同いただいて、研究の場をご提供くださいました。宗教的な場において科学的研究をすることについては、批判的なご意見もあったようですが、惜しみなくご親切にご協力くださいました。おかげさまで「祈りと遺伝子」研究も、もう一息でその緒につくところまでたどり着くことができました。対談の一部をご紹介いたします。

村上「宗教と科学とは一見相交わらないように思われているかもしれませんが、私は表裏の関係にあって共通点はあると思うんですよ」

美松「人間の体の中には秘められたパワーがもっとある」「それを引き出すのが、私たち宗教者の役目ではないか」「難病と言われるものや精神的な病気にしても、人間にはそれに立ち向かっていける力が備わっていると思うんです」「研究によって祈りの力がはっきりすれば、もっと意識的に本来人間に備わっている力に、祈りの力をもって働きかけることで、人々を救うことができる」

弘明寺では八のつく日に「護摩行」が行われています。もう何度も参加させていただきましたが、お経と太鼓や鐘の音と、護摩壇の炎、お寺が持つ場の力が相まって、終わるととてもすっきりいたします。美松和尚の力強いお姿は、人々の祈りを大いなるものに届けてくれるように感じますし、力を与えてくれるように感じます。弘明寺は横浜最古のお寺で、千三百年も前に開山された歴史あるお寺ですが、「祈りの寺」というキャッチコピーを付けられたのは美松和尚だそうです。そこには「祈り」の力を信ずる強いメッセージが込められていると感じます。護摩行には誰でも自由に参加できるので、檀家さんだけではなく一般の方も数多くお祈りされています。

美松「御祈願の約七割が病気に関する悩みなんですよ。どうすれば僧侶の立場で、病気を患っている方々の苦しみを取り除くことができるかを考えるようになりました」

美松和尚は、昔、『白い巨塔』を読んで、医者に憧れたそうです。僧侶となって、多くの方の悩みが病気にあることを知って、日本ではお坊さんは死後の世界を扱うというのが一般的ですが、現世で病に苦しむ人たちのためにできることを研究しようと、「病苦研究会」を立ち上げ活動されています。

村上「いま私は八十一歳になりましたけど、原則として毎朝祈っているんですね。それが私のパワーになっている。私にとって祈りというのは日常生活に基づいているわけで、これは遺伝子と祈りの研究をするうえで大きかったと思いますね」

美松「心の及ぼす影響というのはすごく大きい。だからこそ、祈力を充実させることができれば、心の力を引き出すことができる」

村上「二十一世紀は宗教的なものと科学的なものとが融合する命の世紀になってほしい命の世紀をリードしていく使命が、日本人にはあると思うんです」

美松和尚という力強いサポーターとのご縁をいただき、心から感謝しております。村上ラボのメンバー一同、新年度も研究に頑張ってまいります!

村上和雄 講演会 in 日光

村上和雄 「スイッチオン」の世界へ 日光木鶏クラブ5周年記念講演会

日時:平成29年5月20日(土)午前10時開演

会場:日光中央公民館 中ホール(日光市平が崎160 TEL:0288-22-6211)

参加費:500円 定員:150名(申込制・先着順)

申込:参加申込書(下記)に必要事項記入し5/10までにFAX(0288-26-5927)

詳細 → 170520nikkomokkeiclub

木鶏クラブは全国で自主運営されている『致知』愛読者の会です。村上和雄は『致知』で    生命のメッセージという対談ページを連載しています。

【正論】⼤隅良典⽒の業績から⾒た「生と死」    筑波⼤学名誉教授・村上和雄2016.12.7 08:30

2016年のノーベル医学・生理学賞を受賞した東京⼯業⼤学栄誉教授、⼤隅良典⽒の授賞式が12⽉10%e6%ad%a3%e8%ab%96%e5%86%99%e7%9c%9f161207⽇に⾏われる。

21世紀に⼊ってからほぼ毎年のように⽇本⼈が受賞しており、しかも⼤隅⽒のケースは単独受賞である。ここでは⼤隅⽒の業績を生物の持つ共通の原理の⾯から考察する。

≪細胞⾃らが死を決定する≫

私たちは全く意識していないが、すべての細胞の中で、驚異的なスピードで正確に分⼦レベルでの化学(酵素)反応がおこなわれている。酵素は化学反応のスピードを数億倍にアップし、しかも反応相⼿を正確に認識する。したがって

⼩さな細胞の中で何千という反応が同時進⾏できる。実に⾒事である。

生化学者は、まずタンパク質、脂質、糖質などの⾼分⼦の合成反応のメカニズム解明に⼒を⼊れた。そして、合成に関与する酵素や遺伝⼦の研究で⼤きな成果を上げた。しかし、⾼分⼦の分解反応の解明は出遅れた。

古くから細胞の死として知られる「ネクローシス」(壊死(えし))は、やけど、毒物、打撲、溶解性ウイルス感染などによって突発的に起こる、いわば事故死のような細胞死である。

1972年に病理学者カーは、患部の病理標本を観察している途中で、ネクローシスとは形態的に全く違う奇妙な細胞死の過程があることに気付いた。  彼が⾒たのはネクローシスによる膨らんだ細胞ではなく、縮⼩し断⽚化された形態の細胞死であった。彼はこの現象を、細胞⾃らが死を決定し、ある

⼀定のプロセスを踏んで死が実⾏されていると考え、「アポトーシス」の概念を提唱した。

アポトーシス(apoptosis)とは、ギリシャ語で  “apo”  は「離れて」“ptosis”   は「落ちる」の意味で、カーは細胞の⼩⽚が死にゆく様⼦を、秋に枯れ葉が落ちる様⼦になぞらえたのである。

≪明らかにされたオートファジー≫

生物は、複雑な生体を形作り、生命を維持し、進化をするための戦略として、細胞⾃らが死ぬことができる機構を獲得した。この遺伝⼦によって制御された積極的な細胞死を「アポトーシス」と呼ぶ。

アポトーシスの機能としてよく知られるのは、ヒトの発生時に⼿足の指の間の⽔掻きのような細胞が死に、指が分離されて形成されることである。また、胎児における神経回路網の形成過程では、あらかじめ余分に神経細胞がつくられ、その中で、シナプスを形成できなかった細胞にアポトーシスが働き、取り除かれる。

これらは発生過程の中で画⼀的に起こるプログラム細胞死といえる。また、発生が終わった後も身体の中でアポトーシスは働く。遺伝⼦が傷つき、異常に増殖してしまう細胞はがんをつくるが、これらの多くは遺伝⼦の働きで⾃死し、除去される。

アポトーシスも多くの因⼦や遺伝⼦によって制御されていることが最近の研究によって分かり、その解明に貢献した欧⽶の3⼈にノーベル賞が与えられた。

⼤隅⽒はアポトーシスとは別に、酵⺟を用いて細胞外ではなく細胞内での分解系の研究でノーベル賞を受賞した。近年、脚光を浴びているオートファ ジーの研究であるが、実は30年以上も前にすでに顕微鏡で観察されていたにもかかわらず、その過程に関与する因⼦は⻑らく不明であった。オートとは

「⾃分」、ファジーは「⾷べる」という意味のギリシャ語で、⾃⾷作用のことである。

1993年、⼤隅⽒らはオートファジーに関連する遺伝⼦群を発⾒した。この研究を契機にして、オートファジーの役割の詳細が次々と明らかにされている。そして、酵⺟だけでなく植物、⿂類、哺乳類、⼈類などの全ての真核生物にオートファジーは普遍的に存在することが判明した。

≪変わりつつある病気への考え⽅≫

この研究が⼤きく発展するきっかけになったのは、オートファジーの遺伝⼦を⽋損するマウス(ノックアウトマウス)の作製である。このマウスを用いて、オートファジーは多くの病気に関係することが⾒いだされた。例えば、がん、アルツハイマー病やパーキンソン病の神経疾患、感染病などであ   る。

アルツハイマー病は、古くなった神経細胞に異常なタンパク質が蓄積することにより発症する。オートファジーを適切に制御できればアルツハイマー病の予防や治療につながると期待されている。

アポトーシスやオートファジーの研究の発展に伴い病気に対する考え⽅も⼤きく変わりつつある。すなわち病気とは細胞の増殖・分化・死のバランスが崩れてしまうこと、と理解されつつあるのだ。

細胞は生命活動に必要なタンパク質などの物質を絶えず合成するだけでなく、絶えず分解し続けるプログラムを遺伝⼦レベルでインプットされている。

生と死は対極にあるのではなく、生の中に誕生と死がペアで書きこまれている。

(筑波⼤学名誉教授・村上和雄   むらかみ    かずお)

以下産経ニュースの掲載URLです。

http://www.sankei.com/column/news/161207/clm1612070005-n1.html

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 北海道大学で開催された日本動物心理学会第76回大会に参加してきました。今回は「笑うねずみ」の研究報告です。

 心と遺伝子研究会のHPFacebookで何度かご紹介したように、私たち研究会は、人の笑いや祈りなどのポジティブな感情の基礎的なメカニズムを明らかにするために、仔ねずみの遊びのモデルを使って研究をしています。

 皆さんがご存知のように、人や動物は仲間と遊びを通して社会性を発達させて、仲間との関係性を築く能力や子育する能力などを培っていきます。そうした仲間との遊びを通した刺激は社会性だけでなく、脳の発達にも大きく関わっていることが分かってきています。

 仔ねずみは仲間と遊ぶときなど、ポジティブな状態にあると、人には聞こえない50kHzの超音波の鳴き声を出します。このねずみの50kHzの鳴き声は、人の笑い声の原型ではないかとサイエンスで紹介されてます。これまでの私たちの研究で、ねずみを遊ばせると、この50kHzの笑い声を出すのと同時に、脳内の側坐核という場所で、幸福感や嬉しいという感情を引き起こすドパミンという神経伝達物質を分泌させるということを証明しました。ねずみのモデルを使うことで、遊びが直接脳内の神経細胞に影響をあたえていることが分かったのです。この側坐核で分泌されるドパミンは、やる気や意欲に関わるなど大事な役割を担っています。

 今回の学会では、ドパミンを阻害する薬をこの脳部位に入れると、遊びで笑い声が引き起こされるない(阻害される)ということを報告しました。遊びと嬉しいという感情との関係性を、さらに詳細に確認したものです。

 笑いなどのポジティブな感情がストレスを軽減させ、心身の健康に大事だという認識は広まっていますが、子供たちにとって遊びも、彼らの成長に大切な役割があるということも、どんどん明らかにしていきたいと思っております。

 今、日本では、震災などで長い避難生活を余儀なくされる方々がいます。避難生活においては、子どもが遊ぶ場所の確保は優先順位が低く、遊べないことはが子供にとって慢性的なストレスとなります。さらに、都市化や少子化の進展、誘拐など犯罪への懸念など子どもにとっては、遊ぶ場所、遊ぶ仲間、遊ぶ時間の減少を招いています。私たち大人はそのことにもしっかりと目を向け、子供たちの未来のために環境を整えてあげたいものですね。

 以前、米国のサイエンティフィックアメリカンの電子版に、私たちの研究が紹介されておりましたので再度ご紹介いたします。

https://blogs.scientificamerican.com/scicurious-brain/to-calm-a-rat-with-tickling/

 いつも、研究会を支えて下さっている皆さまや、研究にご協力いただいている皆さまに感謝申し上げます。

スタッフHori

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時計遺伝子に耳を傾けよ 「致知」11月号

時計遺伝子という言葉をご存知でしょうか?まだ世間では、あまり浸透していないのですが、この研究の第一人者である石田直理雄先生と村上和雄の対談が、「致知」11月号に掲載されました。かなり遅くなってしまったのですが(すみません( ;∀;))、この時計遺伝子関するお話がとても面白かったので、少しご紹介いたします。

生体にリズムがあることは昔から知られていましたが、最初の時計遺伝子がショウジョウバエで発見されたのは1971年のことです。真核生物はもちろん、現在ではほとんどの生物に時計遺伝子があることが分かっています。

時計遺伝子が睡眠に関係していることが2000年以降わかってきました。例えば世の中には4時間くらいの睡眠で十分の人がいますが、これは、時計遺伝子の配列がたった一個異なっているからということがわかってきました。別の配列の1個が異なると普通より長い睡眠が必要になります。

私が朝、弱いのは意志が弱いのではなく時計遺伝子に左右されている可能性がある…ということ!?

ノンレム睡眠は脳のための睡眠で、レム睡眠は筋肉の睡眠です。大人の睡眠はノンレムが90分来てその後にレムが90分と交互に来る。特にノンレム睡眠は完全に脳が休んだ状態なので地震が来てもすぐには起きられません。

来るならせめてレム睡眠の時に来て、地震…((+_+))

タニタが「スリープスキャン」というベッドの下に敷くだけで睡眠解析できる機械を作りました。これで調べると、必ずしも睡眠時間が長ければ睡眠点数がいいわけではなく、睡眠の深さ、レム睡眠とノンレム睡眠の規則正しい交代が影響している…。徹夜明けの睡眠や夕食抜きなどで睡眠の質が悪くなり、そのようなダメージが続くと時計遺伝子の発現がリズムが悪くなり、体内時計の老化が進む。

今疫学的に問題になっていることの一つに、フライトアテンダントに乳がんや肺がんが多いことがあります。その要因の一つが時差ボケで、時計遺伝子の発現に影響が及び、がんになりやすい体質を作っていると言われます。

戦後メタボリックシンドロームが増えた原因は食の西洋化と言われていたが、実はそうではなく、夜型社会化によるサーカディアンリズムのかく乱が原因です。

「睡眠は何のためにあるのか?」時間生物学者の答えは「脂肪を燃やすため」。時計遺伝子を壊してしまうと1個の内臓脂肪の大きさがどんどん大きくなるんです。

海外で、抗がん剤の投与時間を変えただけで5年生存率が飛躍的に上がったという実験結果が得られています。これは薬理時間学の分野の研究ですが、薬ごとにもっときちんとした投与方法を打ち出すことができればQOLや医療費削減につながるはずです。例えば術後の点滴を24時間から、ヒトの活動時間だけに変更することで術後の経過がとてもよくなることがわかりました。

石田直理雄先生は、現在、村上と同じ(公財)国際科学振興財団の、時間生物学研究所でご研究をされています。今後の研究成果が本当に楽しみです!

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PHP 1月号掲載 村上和雄 「心の持ち方で、いい遺伝子はオンになる」  

ちょっと抜き書きします、、、

「50年以上生命科学の現場にいます。この間科学技術は飛躍的な進歩をとげました。・・・進歩とは変化するということです。「科学的に正しい」と言われれば、反論できないと思うかもしれません。しかし、それはその時点での「正しい」であって、明日にはどう変わるかわからない。・・・『スーパーブレイン』(保育社)の翻訳を手がけましたが、脳は何歳になっても発達し続け、生涯現役だということがわかったとありました、・・・心や意識の持ち方で脳も遺伝子(の働き)も変わるのです。・・・他人と比較して一喜一憂するのではなく、今生きていることのありがたさに感謝する、それが幸せに生きる秘訣・・・」

PHPは皆さんもどこかで目にしたことがあるのではないでしょうか?小さくてお値段もお安く(205円!)、でも中身はとても濃くて心豊かになれる本です。久しぶりに手にして読んでみましたが、コスパ高いです。是非!

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11/21発売別冊正論28掲載 ■サムシンググレート-魂と遺伝子 村上和雄

【別冊正論28号「霊性・霊界ガイド」11/21発売】

編集長のあとがきから以下を引用いたします。

「何人かの執筆者は、人間には意識をはじめ何種もの『識』があると指摘しています。確かに『複雑』『高度』『精緻』といった言葉では形容し得ない人間の感情や思念、記憶・・・。これらの『識』は『魂』でもあるわけです。美躯体の死と共に無になれると言い切れるでしょうか。
他人に嫌な思いをさせれば、巡り巡って自分に戻ってくる。因果応報と言われています。私は何年何十年も前のちょっとしたことが鮮明に浮かんでは『何であんな仕打ちをしてしまったのか』という悔悟、自責が、歳を取るにつれ強まっています。地獄とは、たとえ伝えられる形ではなくても、こんな『念(おも)い』が死後も続いて自分を苦しめることなのかもしれません。
霊性や霊界は、頭から断固否定する人には見えも感じもしないかもしれません。でも、謙虚な畏れを持ち、いつ訪れるか知れない『死』を素直に念う人は、自然と感じられるでしょう。」

【お申し込み方法】
・ハガキ:〒100-8077 (住所不要)産経新聞社雑誌「正論」販売部別冊正論係へ
・FAX:03-3241-4281
・電子メール:seironhanbai@sankei.co.jp
雑誌「正論」販売部 03-3243-8469(平日10時―18時)
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~正論Facebookより

村上和雄講演会 ・トークセッション&映画「祈り」上映会&ライアー演奏会

「できる」遺伝子が目覚める生き方・考え方〜奇跡はあなたの心に起こる!

〜あなたが幸せになる遺伝子スイッチオンの秘訣!

村上和雄講演会 ・トークセッション&映画「祈り」上映会&ライアー演奏会
《新時代の扉が開かれた今、眠れるよい遺伝子を目覚めさせよう!!
地球の未来のために〜幸せも…平和も…一人一人の遺伝子スイッチオンにかかっている〜》
【日時】2016年11月20日(日)
一部 映画「祈り」上映&ライアー演奏
開場 9:30 開演 10:00
二部 村上和雄博士講演会&トークセッション&ライアー演奏
開場 12:30 開演 13:00
【場所】岡山県総合福祉会館
〒700-0813岡山市北区石関町2-1 TEL(086)226-3501

【料金】一部 映画「祈り」上映&ライアー演奏
        前売 1500円
当日 2000円
   二部 村上和雄博士講演会&トークセッション&ライアー演奏
        前売 3000円
当日 3500円
   一部と二部のセット
        前売 4000円
当日 5000円
【定員】 400名(定員になりしだい締切)
【内容】一部・映画「祈り〜サムシンググレートとの対話」上映
・池末みゆき氏ライアー演奏「音魂〜ライアーとの響合」

 二部「才能も…運命も…人生を決めるのは遺伝子スイッチオン」
・村上和雄博士 講演「幸せになる遺伝子の使い方」
・江崎英子 講演「愛が遺伝子スイッチオン」
・村上和雄博士・荻久保則男氏・江崎英子氏トークセッション「生命の遺伝子は祈りの声を聞いている」

・池末みゆき氏ライアー演奏「音魂、心と遺伝子と響き合い」
【チケットのお申込み】
★こくちーず
http://kokucheese.com/event/index/422625/
よりお申込みください。
★コンビニで購入できます。
e+ イープラス(パソコン/スマートフォン/携帯共通)
http://sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002202298P0030001

★メール、ファックス、お電話でのお申し込みは、
・お名前、ご住所、お電話番号、メールアドレス
・参加希望の部 (一部の映画上映会、二部の講演会、全日通し)
・参加人数を明記されて、以下のいずれかにお申し込みください。
【主催】 いろは邑
E-mail oyagyou@mx91.tiki.ne.jp
TEL 086-254-1414  FAX 086-250-6888
H.P;  http://oyagyou-irohamura.com/
【共催】 NPO法人いるかスマイル
E-mail iruka_smile_okayama@yahoo.co.jp
TEL 086-206-3935  FAX 086-206-3935
H.P;  http://irukasmileokayama.wix.com/yuima-ru